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讃州製紙、CO削減目指し重油から天然ガスに切り替え

平成16年9月29日
四国ガス株式会社

 四国ガスは、11月初旬より高松市松福町の讃州製紙(株)様に対し、紙の乾燥用ボイラーの燃料として天然ガスを供給することとしました。年間のガス使用量は約350万立方メートル/46MJで、標準家庭(夫婦と子供二人)約10,000戸分に相当し、当社にとりまして最大級の大口お客さまで、香川県内では最大の大口供給先となります。
讃州製紙(株)様では、紙を製造する過程で紙の乾燥用に大量の蒸気が必要で、現在、ボイラーの燃料として重油を使用していますが、同社は燃料の多様化と環境問題への対応を経営目標の一つに掲げており、天然ガス使用時のCO2やSOx、NOxの排出量が重油に比べて少ないことなどから、環境にやさしい天然ガスに切り替えすることとなったものです。
今回、4基のボイラーを天然ガスに転換することにより、CO2の排出量は1年間で約3,000トン、率にして約25%削減されます。

12基あるボイラーの内、4台について天然ガス用に転換の予定で、11月中には切り替えが完了します。なお、同社ではこの4台の稼動状況を見て、既存設備についても検討していく予定です。
今回の讃州製紙(株)様におけるボイラー燃料の天然ガス化は、(社)日本ガス協会より平成16年度「エネルギー多消費型設備天然ガス化推進補助金」注1の交付を受けた、四国で初めての事業となります。

四国ガスでは、天然ガス転換の進捗に合わせて、昨年7月に産業エネルギー部を新たに設置し、産業用、工業用のガス販売を強化していますが、今回の採用を契機に、さらなるユーザーの獲得に向け努力していきたいと考えています。