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2005年3月期(第157期)連結決算の概要

平成17年6月1日
四国ガス株式会社

 当社は、本日6月1日(水)午後2時から取締役会を開き、2005年3月期(平成16年4月1日から平成17年3月31日まで)の連結決算案等を決定いたしましたので、お知らせいたします。
なお、第157期定時株主総会は、来る6月29日(水)、当社5階会議室で開催し、利益処分案等について承認を求める予定です。

1.2005年3月期連結決算の概況(平成16年4月1日~平成17年3月31日)
 
(1) 経営成績
当期の概況
当連結会計年度は、猛暑の影響による家庭用ガス販売量の減少や原料費調整制度に基づく料金単価引き下げの影響などにより、売上高は28,625百万円(対前年比504百万円減 1.7%減)となりました。
一方、費用面におきましては、当社及びグループ各社が業務全般にわたる一層の合理化・効率化と経費節減に努めましたものの、原料価格の高騰や天然ガス転換に係る費用が大幅に増加したため、経常利益は2,069百万円(対前年比886百万円減30.0%減)となりました。当期純利益は、特別損失としてガス熱量変更引当金引当を1.522百万円計上したことにより、645百万円(対前年比 26.2%減)となりました。
単位:百万円
項 目 16年度 15年度 増減 伸び率(%) 四国ガス
(単独)
売  上  高 28,625 29,129 △504 △1.7 20,401
経 常 利 益 2,069 2,955 △886 △30.0 559
当期純利益 645 874 △228 △26.2 △348
セグメント別の概況
(ガス)
ガスにつきましては、都市ガス販売、都市ガス機器の販売等です。
売上高は20,401百万円(対前年比 2.9%減)、営業利益は361百万円(対前年比 76.9%減)となりました。

(LPG)
LPGにつきましては、LPG販売、LPGガス機器販売等です。
売上高は7,897百万円(対前年比 2.3%増)、営業利益は1,030百万円(対前年比 14.7%増)となりました。

(その他)
その他事業につきましては、ガス工事、ガスの保安検査、建物の賃貸等です。
売上高は3,028百万円(対前年比 9.1%減)、営業利益は71百万円(対前年比 52.2%減)となりました。
(2) 連結子会社
・四国ガス燃料株式会社(社長 二神敏晴)
・四国ガス産業株式会社(社長 河野 功)
2.2006年3月期連結決算の見通し
 
 売上高は新規顧客の獲得によるガス販売の増加や連結子会社の増収等により、前年に比べ増加となる見通しです。
経常利益については、天然ガス転換に係る費用の減少や経営効率化に伴うコストの削減等により、前年に比べ増加となる見通しです。
また、当期純利益につきましても熱量変更引当金引当が減少するため、前年に比べ増加する見通しです。
3.2005年3月期単体業績の概況
 
 家庭用ガス販売量は、ガス給湯器をはじめとするガス機器の販売に鋭意努力したものの、年間の平均気温が前年に比べ高めに推移したことなどにより前年より3.0%減少しました。また、商・工業用などの業務用ガス販売量は景気低迷などの影響を受けましたものの、空調用需要の伸びや、環境にやさしい天然ガスに切り替えた工業用新規顧客の獲得などにより好調に推移し、前期に比べ7.7%増となりました。その結果、ガス販売量は前年同期に比べ2.0%増の2億7.954万立方メートルとなりました。
売上高につきましては、家庭用ガス販売量の減少と原料調整制度に基づく料金単価を引き下げしたこと等により、20,401百万円(対前年比 2.9%減)となりました。
また、費用面においては、原料費や天然ガス転換にかかる費用が大幅に増加したため、当期の経常利益は559百万円(対前年比 69.0%減)となりました。しかしながら、特別損失として天然ガス転換に伴うガス熱量変更引当金引当を1,522百万円計上したことにより、348百万円の当期純損失(対前年比 819百万円減)となりました。
なお、当年度の期末配当金につきましては、中間配当相当分を含めまして1株につき5円となる予定です。
4.天然ガスの転換状況
 
 2002年9月、今治市からスタートした天然ガス転換は、平成17年4月に高松市を終え、現在、坂出・丸亀地区の作業を行なっています。5月末現在で、約90,000戸のお客さまが天然ガスをお使いで、全体の転換率は約35%となっています。坂出・丸亀地区が終了するのは2006年4月で、以降、徳島、高知、松山、宇和島地区の転換を順次行い、四国全域が終了するのは2010年11月予定です。