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松山地区の天然ガス転換を開始します

平成20年12月5日
四国ガス株式会社

 四国ガス(社長:檜垣俊二)は、現在、都市ガスの原料をこれまでの石油系から天然ガスに切り替える「天然ガス転換」を進めておりますが、12月10日より松山地区の天然ガス転換を開始し、松山地区のお客さまも順次、天然ガスをご利用いただくことができるようになります。
松山地区の天然ガス転換は松山市内で都市ガスをお使いの約57,000戸を対象に来年の12月まで約1年間をかけて行います。作業は、当社作業員が現在ご使用のガス器具を天然ガス用に無料で調整します。

 当社の天然ガス転換作業は、平成14年9月にスタートした今治地区を皮切りに、これまで今治、香川、徳島、高知地区を終え、四国全体の完了率は約76%、現在、約209,000戸のお客さまに天然ガスをご利用いただいています。なお、松山地区に引き続き行われる宇和島地区を最後に天然ガス転換は完了し、完了時期は平成22年3月を予定しております。

 天然ガスは、石油や石炭などの他の化石燃料に比べ、地球環境保全に役立つクリーンなエネルギーであることから、国の基幹エネルギーとして位置づけられております。当社といたしましも、環境特性に優れた天然ガスの普及拡大を図ることが、低炭素社会の実現に貢献できるものと位置づけ、引き続き努力してまいります。
参考)天然ガスのメリット
1.クリーンなエネルギーである
 
一酸化炭素(CO)を含まない
石炭や石油などの他の化石燃料と比べて二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOX)の排出量が少ない
硫黄分などの不純物は産地での液化の過程で取り除かれているので、硫黄酸化物(SOX)や、ばい塵が出ない
※燃焼時におけるCO2、SOX、NOX排出量比較
  CO2 SOX NOX
天然ガス 57 0 20~37
石油 80 68 71
石炭 100 100 100

出典:「IEA:Natural Gas Prospects to 2010他」

2.安定供給が可能
   天然ガスは、原産地が世界各地に分散、また新しいガス田も次々開発されており、長期的に安定供給が見込まれており、都市ガスを長期安定供給の使命を負うライフライン企業である当社にとって、お客様のメリットも含め最適の原料といえる。
3.ガス器具の互換性を高める
   全国で都市ガスをお使いのお客さまのほとんどが、天然ガスをはじめとする高カロリーガス(13A)を使用しており、転居時の器具調整が少なくなる。
4.新しい利用システム
   多くのメリットを持つ天然ガスに転換することによって、(1)ガスコージェネレーション(熱電併給システム)(2)燃料電池(3)天然ガス自動車などが利用でき、地球環境の保全を図りながら、経済的で快適な生活を提供できます。