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2010年3月期(第162期)決算の概要

平成22年6月2日
四国ガス株式会社

 当社(社長 檜垣俊二)は、本日6月2日(水)午後2時から取締役会を開催し、2010年3月期(2009年4月1日から2010年3月31日まで)の決算案等を決定いたしましたので、お知らせいたします。
なお、第162期定時株主総会は、来る6月29日(火)、当社5階会議室で開催し、計算書類の報告をはじめ、剰余金の処分案や役員人事案等について承認を求める予定です。
また、役員人事として、代表取締役会長の川上昭一氏は、天然ガス転換が完了したのを機に、代表取締役会長を退任し取締役相談役に就任、専務取締役の眞鍋次男氏が新たに代表取締役専務取締役に昇任、常務執行役員の矢野秀俊氏が取締役常務執行役員に就任、また、監査役の篠﨑慧氏が退任し、新たに櫻井寿春氏(ハリソン東芝ライテイング株式会社 取締役社長)が社外監査役として就任することが内定しましたので、お知らせいたします。それぞれ、6月29日付けの予定です。

1.2010年3月期(第162期)連結決算の概況
2.2011年3月期(第163期)連結決算の見通し
3.2010年3月期(第162期)単体決算の概況
4.期末配当
5.2011年3月期(第163期)単体決算の見通し
6.役員人事(内定)について(平成22年6月29日付)

1.2010年3月期連結決算の概況(2009年4月1日~2010年3月31日)
  当期における我が国経済は、政府の景気対策効果による個人消費の持ち直しや、海外経済の回復を背景とした輸出、生産の増加などがありましたが、全般的に企業の設備投資は減少し、また、雇用、所得環境の悪化が続くなど、景気は依然として厳しい状況で推移いたしました。
このような状況の中、当社グループは、都市ガスの普及拡大を中心に懸命な営業活動を展開いたしました。
当連結会計年度の売上高は、原料費調整制度によるガス料金単価の調整(値下がり)によるガス売上高の減少などにより、前期に比べ32億9,600万円減(-8.1%)の372億100万円となりました。
一方、費用面につきましては、天然ガス転換に係る費用や保安関連費用が増加しましたものの、原材料費が減少しました結果、営業費用は前期に比べ37億4,000万円減(-9.3%)の366億8,100万円となりました。
以上の結果、営業利益は前期に比べ4億4,300万円増の5億1,900万円、経常利益は1億6,500万円増(+29.6%)の7億2,400万円、これにガス熱量変更引当金取崩しなどの特別利益の計上により、税金等調整前当期純利益は6億7,200万円増(+46.9%)の21億700万円、当期純利益は2億8,300万円増(+27.5%)の13億1,100万円となり、当事業年度の連結決算は、減収増益となりました。
収支の概要(連結) (単位 百万円)
項 目 2008年度 2009年度(当期) 増減 伸び率(%)
総売上高 40,498 37,201 △3,296 △8.1
営業利益 76 519 443
経常利益 558 724 165 29.6
税金等調整前
当期純利益
1,435 2,107 672 46.9
当期純利益 1,028 1,311 283 27.5
連結子会社
  四国ガス燃料株式会社
四国ガス産業株式会社
2.次期(2011年3月期)連結決算の見通し
 
 売上高は、新規顧客の獲得や工業用を中心としたガス販売の増加や、原料費調整制度にもとづく料金単価の上方調整により増加の見通しです。収支面につきましては、減価償却費や保安関連費用の増加により減益の見通しで、2010年度は、2009年度に比べ増収減益となる見通しです。
3.2010年3月期単体決算の概況(2009年4月1日~2010年3月31日)
   当社は積極的な営業活動により都市ガスの普及拡大に鋭意努力を重ねました結果、当期末のお客さま戸数は前期末に比べ63戸増加し、276,332戸となりました。
ガス販売量は、全体で前期に比べ3.0%増の1億5,489万mとなりました。用途別のガス販売量では、家庭用は気温の影響などにより前期比0.7%の減少。商・工業用などの業務用は、工業用大口顧客の新規獲得などにより前期に比べ5.2%増となりました。
ガス売上高は、ガス販売量は増加しましたものの、原料費調整制度によるガス料金単価の下方調整により、前期に比べ23億2,600万円減(-9.4%)の224億5,500万円となり、これに、受注工事収益、器具販売収益などの営業雑収益及び附帯事業収益を加えた当事業年度の総売上高は、前期に比べ22億7,600万円減(-8.1%)の259億800万円となりました。
費用につきましては、天然ガス転換に係る費用や経年管入替えなどの保安関連費用が増加しましたが、原材料費が減少しました結果、営業費用は前期に比べ18億円減(-6.3%)の267億6,800万円となりました。
以上により、当事業年度は、前期に比べ4億7,500万円減の8億6,000万円の営業損失、前期に比べ5億2,100万円減の8億5,900万円の経常損失となり、これにガス熱量変更引当金取崩しなどの特別利益の計上により、税引前当期純利益は前期に比べ500万円減(-1.0%)の5億3,200万円、当期純利益は、前期に比べ500万円減(-1.6%)の3億2,200万円と、減収減益となりました。
収支の概要(単体) (単位 百万円)
項 目 2008年度 2009年度(当期) 増減 伸び率(%)
総売上高 28,185 25,908 △2,276 △8.1
営業利益 △384 △860 △475
経常利益 △338 △859 △521
税引前当期純利益 538 532 △5 △1.0
当期純利益 327 322 △5 △1.6
4.期末配当金
   当期(2009年度)の期末配当金につきましては、中間配当相当分を含めまして1株につき5円(年10%)とする予定です。
5.次期(2011年3月期)単体決算の見通し
   2011年3月期の当社単体決算は、原料費調整制度にもとづく料金単価の上方調整はあるものの、減価償却費や経年管入れ替えなどの保安関連費用の増加などにより、2010年3月期に比べ増収減益の見通しです。
6.人事異動のお知らせ(平成22年6月29日付)
1)取締役
 
新職 氏名 現職
取締役 相談役 川上 昭一 代表取締役 会長
代表取締役 専務取締役 執行役員 真鍋 次男 専務取締役 執行役員
取締役 常務執行役員 矢野 秀俊 常務執行役員
2)監査役
 
新職 氏名 現職
監査役(社外監査役) 櫻井 寿春 (現 ハリソン東芝ライティング株式会社 取締役社長)

*現社外監査役の篠﨑慧氏は、6月29日付けで退任の予定です。

3)執行役員(取締役兼務者除く) 
 
新職 氏名 現職
執行役員
営業本部産業エネルギー営業部長
橋本 卓 理事
営業本部産業エネルギー営業部長
その他
   平成14年9月、今治地区から開始しておりました7年6カ月に及ぶ天然ガス転換作業は、今年3月25日、宇和島地区の完了をもちまして、四国内の都市ガス供給エリアの全域が完了しました。
転換では、400億円を超える投資・費用、また、ピーク時には最大で300人の要員を投入するなど、当社にとりましては第二の創業とも位置づけ、取り組んできました。
天然ガスは、石油・石炭など他の化石燃料に比べ、地球温暖化の原因とされるCO2の排出が少ないなど、クリーンなエネルギーとして位置づけられています。当社といたしましては、環境特性に優れた天然ガスの普及拡大を図ることにより、低炭素社会の実現に貢献していきます。