プレスリリース

HOME  >  企業情報  >  プレスリリース  >  2015年3月期(第167期)決算の概要

2015年3月期(第167期)決算の概要

平成27年5月28日
四国ガス株式会社

 当社(社長 眞鍋次男)は、本日5月28日(木)午後2時から取締役会を開催し、2015年3月期(2014年4月1日から2015年3月31日まで)の決算案等を決定いたしましたので、お知らせいたします。
 なお、第167期定時株主総会は、来る6月26日(金)、当社4階会議室で開催し、計算書類の報告をはじめ、剰余金の処分案や役員人事案等について承認を求める予定です。
 また、役職員人事を下記の通り内定しましたので、お知らせいたします。

1.2015年3月期連結決算の概況(2014年4月1日~2015年3月31日)

 当期におけるわが国経済は、政府による経済対策を背景に企業業績や雇用・所得環境が改善するなど緩やかな回復基調が続いておりますが、依然として為替の動向や海外景気の下振れなど景気を下押しするリスクも懸念されております。
 エネルギー業界におきましては、昨年4月に策定された新たな「エネルギー基本計画」の中で、天然ガスは重要なエネルギー源として位置づけられ、その役割に大きな期待が寄せられております。一方、電気事業・ガス事業の制度改革について議論が推し進められ、電気事業に続いて都市ガス事業の小売全面自由化も閣議決定されるなど、当社を取り巻く環境は大きな転換期を迎えております。
 このような状況の中、当社グループは、都市ガスの普及拡大を中心に懸命な営業活動を展開いたしました。
 当連結会計年度の総売上高は、都市ガス及びLPGのガス売上が増加したことにより、前連結会計年度に比べ3.7%増の534億3,100万円となりました。
 一方、費用面につきましては、業務全般にわたる合理化、効率化を推進し、徹底して経費節減に努めましたが、原料価格の高止まり等により、営業費用は前連結会計年度に比べ2.0%増の513億9,800万円となりました。
 以上の結果、営業利益は前連結会計年度に比べ8億8,000万円増(+76.4%)の20億3,200万円、経常利益は9億3,300万円増(+76.3%)の21億5,700万円、当期純利益は4億2,500万円増(+50.8%)の12億6,100万円となり、当連結会計年度の決算は、増収増益となりました。

収支の概要(連結)

(単位 百万円)
項目 2013年度 2014年度
(当期)
増減 伸び率(%)
売上高 51,535 53,431 1,896 3.7
営業利益 1,152 2,032 880 76.4
経常利益 1,223 2,157 933 76.3
税金等調整前当期純利益 1,475 2,157 682 46.2
当期純利益 836 1,261 425 50.8

*連結子会社
 四国ガス燃料株式会社
 四国ガス産業株式会社

2.次期(2016年3月期)連結決算の見通し

 次期は、新規顧客の獲得や工業用を中心としたガス販売量の増加が見込めるものの、原料費調整制度の影響により売上高は減少の見通しです。費用面では、原料費の減少の影響等により、2015年度は2014年度に比べ減収増益となる見通しです。

3.2015年3月期単体決算の概況(2014年4月1日~2015年3月31日)

 当社は、積極的な営業活動により都市ガスの普及拡大に鋭意努力を重ねました結果、ガス販売量は、全体で前期に比べ3.1%増の1億9,321万m3となりました。用途別のガス販売量につきましては、家庭用は、気温が低めに推移したことにより前期に比べ0.9%増となり、業務用は、工業用大口顧客の新規獲得などにより前期に比べ4.0%増となりました。
 ガス売上高は、昨年4月より小口部門で平均3.91%の値下げを実施しましたが、ガス販売量の増加及び原料費調整制度の影響等により、前期に比べ3.4%増の303億3,100万円となり、これに、受注工事収益、器具販売収益などの営業雑収益及び附帯事業収益を加えた当事業年度の総売上高は、前期に比べ2.4%増の391億3,600万円となりました。
 収支の面につきましては、原料価格が依然高止まりする中、LPG価格が下期に急落し、ガス売上に反映されるまでの原料費調整制度によるタイムラグにより、当期については利益の出る要因となっております。また、天然ガス転換に係る設備投資償却費用を引き続き計上したことなどの影響があったものの、業務全般にわたる合理化・効率化を推進し徹底して経費節減に努めたことにより、9億9,200万円の経常利益、当期純利益は5億8,700万円となり、増収増益となりました。

収支の概要(単体)

(単位 百万円)
項目 2013年度 2014年度
(当期)
増減 伸び率(%)
総売上高 38,224 39,136 912 2.4
営業利益 157 875 718
経常利益 250 992 741
税引前当期純利益 502 992 490 97.5
当期純利益 287 587 300

4.期末配当金

 当期(2014年度)の期末配当金につきましては、中間配当相当分を含めまして1株につき5円とする予定です。

5.次期(2016年3月期)単体決算の見通し

 次期は、新規顧客の獲得や工業用を中心としたガス販売量の増加が見込めるものの、原料費調整制度の影響により売上高は減少の見通しです。
 費用面では天然ガス転換時の減価償却費負担等の計上があるものの、原料費の減少等もあり、2015年度は2014年度に比べ減収増益となる見通しです。 

6.人事異動(内定)のお知らせ

7.その他

 都市ガス事業を取り巻く環境につきましては、人口や世帯数の減少、高齢化社会、高度省エネ社会も相まって、電気やLPガスとの競合がさらに激しくなっております。このような市場環境の中、天然ガスシフトの推進やコージェネレーション・燃料電池など分散型エネルギーに対する期待はますます大きくなり、当社といたしましても、責任あるエネルギー供給事業者として、クリーンエネルギー天然ガスの普及拡大に取り組んでまいります。
 また、エネルギーシステム改革による市場の垣根を越えた競争が予想される中、さらなる合理化、効率化を図り、より安価なガス料金で、より高度なお客さまサービスを提供できるよう努力し、引き続き低炭素社会の実現と地域の発展に貢献し、お客さまから信頼、選択される革新的な総合エネルギー企業グループを目指してまいります。