ガス料金改定の申請等について
平成２５年１１月１１日
四国ガス株式会社
四国ガス株式会社（社長：眞鍋次男）は、11月11日（月）、一般ガス供給約款の変更について、四国経済産業局長あてに認可申請をいたしましたのでお知らせいたします。今回の申請で、ガス料金（税抜き）は、小口部門平均で2.95％の値下げ、モデル家庭で4.04％の値下げになります。但し使用量によっては一部値上げとなります。
１．申請の理由
当社が平成14年9月から平成22年3月にかけて実施いたしました天然ガス転換作業にかかる費用の償却が平成25年度をもって終了することから、今回ガス料金原価の見直しを行うものです。なお、この申請には、増税が予定されております消費税及び地球温暖化対策税に関する項目も含まれております。
２．申請の内容
（1）ガス料金の改定
小口部門平均で2.95％の値下げ（税抜）になります。
| 項目 | 現行単価 | 改定単価 | 差額 | 改定率 |
|---|---|---|---|---|
| 小口部門料金平均(円/m³) | 237.41 | 230.40 | -7.01 | -2.95% |
| うち一般供給約款(円/m³) | 265.97 | 262.69 | -3.28 | -1.23% |
※小口部門とは、一般ガス供給約款料金と選択約款料金を言い、大口供給（４６メガジュール換算で年間１０万m³以上使用する契約）を除く料金。月々の使用料は、季節により変動します。
モデル家庭における影響額（税抜）
| １か月の使用量 | 現行料金 | 改定後料金 | 影響額 | 影響率 |
|---|---|---|---|---|
| 24m³ | 7,162円 | 6,873円 | -289円 | -4.04% |
モデル家庭における影響額（税込）
| １か月の使用量 | 現行料金 (消費税率５%) |
改定後料金 (消費税率８%) |
影響額 | 影響率 |
|---|---|---|---|---|
| 24m³ | 7,520円 | 7,423円 | -97円 | -1.29% |
※モデル家庭は、厨房および給湯にガスをお使いいただいている平均的なお客さまです。
（2）一般ガス供給約款料金表における適用区分の変更
| 現行 | 改定後 | ||
|---|---|---|---|
| 料金表A | 0m³～10m³まで | 料金表A | 0m³～10m³まで |
| 料金表B | 10m³超～24m³まで | 料金表B | 10m³超～20m³まで |
| 料金表C | 24m³超～245m³まで | 料金表C | 20m³超～100m³まで |
| 料金表D | 245m³超～ | 料金表D | 100m³超～ |
料金表Ａの基本料金７７４円（税抜）を９００円（税抜）へ変更します。
天然ガス転換作業の費用にかかる償却が平成２５年度をもって終了することから、 ガス料金原価の見直しをおこなった結果、料金表Ａは値上がりとなりますが、料金表Ｂから料金表Ｄについては値下がりとなります。
（3）実施予定日
平成２６年４月１日
（参考）
天然ガス転換について
天然ガス転換は、1990年1月に通商産業省（現経済産業省）資源エネルギー庁から提案された「INTEGRATED GAS FAMILY 21計画」を受けて、日本ガス協会および日本ガス石油機器工業会が、2010年を目途に、都市ガスを天然ガスを中心とした高カロリーガス（13A、12A）へ統一することを目的に策定したIGF21計画に沿って実施したものです。
当社では平成14年9月の今治地区を皮切りに、香川・徳島・高知・松山・宇和島の順に天然ガス転換を進め、平成22年3月25日に全ての作業を完了いたしました。その間、約27万6千件のお客さまで約74万台のガス器具を調整いたしました。具体的にはお客さまに供給するガス種をこれまでの5B/7C(18.84MJ/m³N)・6A(29.30MJ/m³N)から天然ガスを原料とする13A(46MJ/m³N)に変更いたしました。それに合わせて、お客さまが所有していたガス器具を1台1台13A用に当社負担で調整いたしました。
※1ＭＪ＝238.889kcal